活性酸素

水素水がパーキンソン病悪化を防ぐことが明らかに

数々の動物実験において水素水はパーキンソン病に有効であるという報告がなされています。では人体にはどう影響するのでしょうか?

水素水がパーキンソン病に及ぼす効果について、順天堂大学医学部において臨床試験が行われました。

パーキンソン病には様々な要因が考えられますが、酸化ストレスによる原因が有力とされています。活性酸素がドーパミン作動性ニューロンの細胞死を引き起こすためです(参考:http://www.sigmaaldrich.com/japan/lifescience/cell-biology/rbi/neurodegenerative/parkinson.html)。

今回の臨床試験では、L-dopa治療(足りなくなったドーパミンを補う治療)を受けている平均年齢62歳の男女17人を対象に、水素水を飲むグループと飲まないグループに分別。溶存水素濃度0.8mMの水素水を1日1000ml投与しました。

すると水素水を飲んだグループにスコアの減少が統計的に優位な差で現れました。これまでにも動物実験でパーキンソン病の症状悪化を防ぐことが報告されていましたが、人間でも同様の効果があることが分かったのです。

参考文献:http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0100352

活性酸素除去では説明がつかない水素水の効果

水素水の効果

水素水が体に良いことは著名人やメディアの不況活動もあって、大分認知されてきたように思います。

2007年以降、動物モデルや人での臨床試験において、水素の治療効果が研究されてきました。2007年から2015年6月までに発表された論文の数は321にも及びます

臨床試験の数は毎年増加しており、31の疾患において、水素が酸化ストレスが原因となる病気や炎症などの症状に有効であると報告されています。

水素水の効果は、俗に悪玉活性酸素と呼ばれる「ヒドロキシラジカル」や「ペルオキシ亜硝酸」の除去により得られると考えられていますが、単に活性酸素の除去だけでは説明がつかないような効果も報告されています。

おそらくは水素が細胞運命の決定になんらかの働きをしていものと思われます。つまり、単に「体に良い」だけでは言い表せない、遺伝子細胞レベルでなにかしらの振る舞いをしていると考えられます。これについてはさらなる研究が待ち望まれるところです。

参考文献:http://www.medicalgasresearch.com/content/5/1/12